日本の法律のもと絶対に国内FX業者が出来ないこと、それが「ゼロカットシステム」です。
海外fx業者=XMと誰もが思うほど、日本人ユーザー数も多く浸透している、人気の海外FXブローカーですがXMは国内FX業者と比べた場合、何が良いの?と、思われた方も多いと思います。
レバレッジ、スプレッド、スワップ、約定スピード、サポート、ボーナスetc.
様々な違いがありますが、海外fxの最大の魅力はゼロカットといっても過言ではありません。
[balloon_right img=”https://skipheller.com/wp-content/uploads/2020/05/men4.png” caption=”中山”]私もこのゼロカットがあるから海外fxで取引しています[/balloon_right]
当ページを読めば
・ゼロカットについて
・ゼロカットとロスカットの違い
について分かりますので是非最後までチェックしてみてください。
ゼロカットを実際に受けた体験談も紹介しています。
ゼロカットとは?
ゼロカットとは、口座の残高がマイナスになった場合に、0円に戻してくれるシステムです。
国内FXに当たり前の様に存在する「追証」(追加証拠金)がXMTRADINGにはありません。
※追証に関しては、後ほど詳しく説明します。
ユーザーの預けた証拠金を超えた場合にではゼロカットシステムが機能しますので追証は発生しません。
XMのゼロカットシステムの解説
それでは、まずゼロカットについて解説していきます。
ここでは、2019年に起きたフラッシュクラッシュを例に挙げて説明していきます。
※下記チャート画像をご覧ください
米ドル/円の4時間足チャートです。
・レバレッジ:25倍
・ロスカット率:100%
レートが1ドル110円の時に1Lot=10万通貨ロングポジションを取得します(XMはレバレッジを効かせ多く保有)
ロスカットレベル20%未満ですので、107.024円で強制ロスカットの予定です。
2019年1月3日フラッシュクラッシュが発生し一挙に105円までレートが飛びました。
107.024円では強制ロスカットがされず、105円まで下落したところで全ポジションはロスカットとなりました。
その際、口座残高が-21万円となります。
口座残高のマイナス表示は、相場が落ち着きチャート動作の正常化と共に0円に戻ります。
本来であれば、-21万で追証が発生するのですが、0円に戻してくれる。
これが「ゼロカットシステム」です。
ユーザーが出したマイナス分を「XMTRADING」が負担をしてくれるというシステムです。
ゼロカットになる場合とならない場合
ゼロカットは、海外fx業者の最大の魅力といえますが、なんでもかんでもゼロカットにしてしまうとxmが破綻してしまいますよね。
ゼロカット適用には、もちろん条件があります。
ボーナス残高が有る内は、ゼロカットシステムは作動しない
トレードの失敗によるマイナスは口座残高から引かれていきますので、口座残高がマイナスになってもボーナス残高が残っているかぎり、ゼロカットシステムは発動しません。
実際、ボーナス残高だけでもまだポジションが持てて、トレードは続けられます。
XMTRADINGでは、口座開設時と入金時にボーナスが受け取れます。
受け取れるボーナスのシステムは下記表をご覧ください。
入金額 | 受け取り可能ボーナス | |
5万円までの入金 | 100%ボーナス ※5万円入金で5万円ボーナスが受け取れる | |
225万円までの入金 | 20%ボーナス | |
例 50万円入金した場合 |
入金額 | ボーナス |
5万円 | 5万円 ※100%ボーナス | |
45万円 | 9万円 ※20%ボーナス | |
合計金額 | 5万∔45万∔5万∔9万=64万円 ※証拠金=50万円、ボーナス=14万円 |
xmのボーナスに関しては、こちらをご覧ください↓
ボーナス残高が証拠金のマイナス以上にある場合ゼロカットされない
前項でも書きましたが、受け取ったボーナス残高がマイナス残高より多いプラスの内は、ゼロカットされません。
それと、意外かもしれませんが、含み損のポジションを損切して、口座残高がマイナスになり、残ったポジションが含み益の有る状態でも、ゼロカットシステムは作動しません。
要するに、有効証拠金がマイナスになりませんと、作動しません。
口座残高 | ボーナス残高 | 保有ポジション含み益 |
-10万円 | 9万円 | 3万円 |
※有効証拠金は2万円ありゼロカットシステムは作動しません |
ゼロカットシステムが作動しない場合の対処法
ゼロカットは基本数時間程度で機能しますが、XMTRADINGに明確な規定は記載されていません。
数日間、マイナス口座のままだったという報告もあります。
私のスイスフランショック時の体験では、相場の変動が落ち着き、サーバーが正常動作に戻った後、1~2時間程度で-481,711円が0円になりました。
XMTRADINGに以前メールで質問した時の回答は、「口座に新たに入金をしますと、残高はゼロカットされ、入金した金額が口座残高になる」とのことでした。
マイナス残高が嫌な人は、速やかに入金をしましょう。
ロスカットとゼロカットシステムの違い
トレードをする際に多くの人は「ロスカット」設定をしていると思いますが、FX業者側でも強制ロスカットラインを定めています。
国内FX業者の多くは証拠金維持率が100%未満で発動、海外FX業者の多くは20%未満で発動という事になり、ユーザーの資金は0円にはならずポジションは順次ロスカットされ、最終的には多少でも資金は残りポジションは全て閉じられます。
強制ロスカット機能が正常に動作する限り、口座残高がマイナスになることは、基本日本も海外も無いのです。
しかし、いざ有事が起こりますと相場の変動力が大きすぎてサーバーが正常に機能せず、いわゆるフリーズ状態になり、レートが飛んだり、スプレッドが極端に開いたりする現象が起こりロスカットは実行されません。
その場合でも、保有ポジションの含み損は容赦なく進行しており、サーバーが正常機能を戻した際にポジションは全てロスカットされ、口座残高がとめどもなくマイナスになってしまいます。
このような場合に国内FX業者で取引をしていますと「追証=借金」が発生します。
しかし、XMTRADINGと取引をしている場合には、一旦口座残高はマイナスになりますが、数時間後には0円に戻るゼロカットシステムが発動します。
要するに、XMTRADINGでは預けた証拠金を上回る損失は絶対に発生しません。
XMのゼロカットシステムを詳しく説明します
国内業者はロスカットで追証が発生する
※下記チャート画像をご覧ください。
米ドル/円の4時間足チャートです。
・レバレッジ:25倍
・ロスカット率:100%
レートが1ドル110円の時に0.5Lot=5万通貨ロングポジションを取得
ロスカットレベル100%未満ですので、108.333円で強制ロスカットの予定
2019年1月3日フラッシュクラッシュが発生し一挙に105円までレートが飛びました。
108.333円では強制ロスカットがされず、105円まで下落したところで全ポジションはロスカットとなりました。
その際、口座残高が-16万円となり「追証」が発生します。
なぜ国内FX業者は追証が発生するの?
国内FX業者は日本の金融商品取引法という法律によりゼロカットは禁止されています。
「金融商品取引法」には細かく規定が書かれていますが、重要なのは「顧客の損失補填を約束して勧誘行為をしてはならない」というのがありまして、ゼロカットシステムは顧客に対する損失補填に該当するため、国内FX業者では出来ないのです。
結果として「追証」=FX業者に対する借金(支払いませんと金利も付きます)になります。
XMTRADINGは国内の法律には拘束されませんので、追証が無く安心してFXのトレードに専従できます。
XMTRADINGでスイスフランショック時のゼロカット体験談
2015年1月15日の夕刻に突然訪れました。
スイスフランショック、私はXMTRADINGにAUD/CHF(オーストラリアドル/スイスフラン)のロングポジションを持っていました。
2011年9月からスイス中央銀行の介入によるユーロの買い支えで、1ユーロ=1.2スイスフランのユーロペッグを保っていたのですが、突然の放棄となり未曽有宇の出来事、スイスフランショックが発生しました。
1.20095から0.9647まで一直線に下落しています。
2,359pipsもの大暴落です。
4年程度の間EUR/CHFは1.2フラン以下にはさせない発言を基に、EUR/CHFが1.2スイスフラン近辺に下落してくると、必ずスイ銀が買い支えてレートが上昇するので、そこでロングポジションを持てば必ず勝てる仕組みでした。
しかも、1週間前にスイス中央銀行総裁が現在の状態(スイスフラン売りのユーロ買い)は続けると発言したばかりでした、それが、突然ペッグを放棄しました。
スイスフラン買いのユーロ売り圧力は、以前から常に強くありました。
それを介入という手段により、4年間レンジ相場を続けていました。
4年前のEUR/CHF買いの介入開始時は、突然の大暴投で多くのショートポジション保有トレーダーが被害を受け、2015年の介入取りやめでロングポジション保有トレーダーが被害を受ける大惨事となりました。
元々リスクオフ時の通貨として、ドル、円、スイスフランが買われるのは常識でした。
そして、筆者は夕刻にEUR/CHFのチャートを見ておりました。
突然垂直にすごい勢いで下落して行く様を目の当たりにしました。
チャートの勢いが余りに凄まじいので、まさか、AUD/CHFはどうだろうと、自身の所有ポジションを見ました。
同じく、垂直に落下しており、慌てました。
0.84057から0.68805までの1,525pips落ちの大暴落です。
この直前、AUD/CHF全ポジションの利益確定も考えていましたが、AUD/CHFはパリティー(1フラン)を目指すのではないかと欲をだし、決済を見送ってしまいました。
過去、数年単位で繰り返しAUD/CHF=1スイスフラン超えになっていました。
直前までは約485,12円の含み益で口座残高50万円と合わせますと973,027円のトレード資金力でしたが、暴落にあい、口座残高は-481,711円になりました。
日本のFX会社ですとこの-481,711円(追証)が借金になってしまうわけです。
この暴落がどれ程の威力であったかは、イギリスの優良なFX会社アルパリが破綻に追い込まれた程でした。
また、この出来事によって日本の金融庁は法人口座のレバレッジを、個人口座並みに規制強化させました。
この時スイスフラン円も確認しましたが逆に114円から139円まで上昇して大暴騰していました。
実に、わずか数分の内に2,500pipsも上昇したのです。
ゼロカットシステムの悪用はNG
ゼロカットシステムの悪用は絶対にしてはいけません。
利益没収、出金拒否、口座凍結、の危険があります。
ゼロカットの悪用とは?
大きな指標発表時(米国雇用統計発表時)にXMTRADINGに2万円程度の小額な証拠金を入れ、片や同じくゼロカットシステムを採用しているB社にも2万円を入れます。
フルレバレッジを掛けて2社間で同一通貨を異業者両建てにし、指標の発表を待ちます。
指標発表後、どちらかはロスカットされ片方は大きな収益が出ます。
XMTRADINGでは同一口座内での両建てはOKですが、別口座、別業者間での両建ては禁止しております。
MT4を利用している場合は情報の共有化がされている可能性もあり、ばれる危険性が高いので絶対にしてはいけません。
XMのゼロカットまとめ
XMのゼロカットシステムは国内FX業者では決して実現できないシステムで、ユーザーにとっては損失を限定的にできる点において、本当に助かるシステムです。
このシステムはXMに取っては負担がかかるシステムの為、悪用をされると多大な損失が発生します。
その様な理由から、かなり悪用には会社として厳しい対応を取ります。
「知らなかった」は通用しませんので、楽しくトレードを続けるために、規則からはみ出さないように注意をしてトレードに勤しんでください。