XMは誰でも知っている超有名海外FX業者ですね。
まずはXMから始めてみるという人も多いんですよ!
そんなXMでは1つのアカウントでMT4・MT5の口座を最大8個まで、3種類の口座から取引スタイルに応じて選んで持つことができるようになっています。
- スタンダード口座:初心者~プロまで幅広く使える
- マイクロ口座:練習や少額取引向け
- ゼロ口座:手法を使った取引向け
の3つです。
一般的にスタンダード口座の利用が多いようですが、今回はゼロ口座に焦点をあてていきたいと思います。
スキャルピングやデイトレードなど手法を使った取引をするなら、XMのゼロ口座の特徴や発生するコスト・使い勝手は抑えておくべきです。

XMのゼロ口座と他の口座との比較
まずはXMのゼロ口座とスタンダード口座・マイクロ口座を比較してみます。
ゼロ口座 | スタンダード口座 | マイクロ口座 | |
レバレッジ | 最大500倍 | 最大888倍 | 最大888倍 |
---|---|---|---|
スプレッド | 極狭 | 普通 | 普通 |
プラットフォーム | MT4・MT5 | MT4・MT5 | MT4・MT5 |
1Lotの単位 | 10万通貨 | 10万通貨 | 1,000通貨 |
最大取引量 | 50ロット | 100ロット | 50ロット |
最小取引量 | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
注文方式 | ECN方式 | STP方式 | STP方式 |
ゼロ口座はXMの他の2つの口座と比較すると、手数料がかかったり最大レバレッジが小さいなどの違いがあります。
でも共通点もたくさんあります。
最大保有ポジション:200
口座維持手数料:無料
複数口座開設:可能
スキャルピング;可能
両建て;可能
追証:なし
信託保全:あり
ロスカット水準:20%以下
XMでは各口座のスペックを確認して取引スタイルに適した口座を選んで開設することが、利益を出すためには重要になります。
すべての口座タイプについて知りたい方はこちらをチェックしてみて下さい↓
ゼロ口座の特徴・おすすめポイント
では次にXMのゼロ口座の特徴やおすすめポイントをご紹介します。
取り扱い通貨
ゼロ口座で取引ができる通貨ペアは63通貨ペアなので、他の2つの口座とほぼ差はありません。
メジャー通貨は取引ができるので大きなデメリットになることはないはずですが、マイナー通貨ペアの取引を考えている人は先に確認しておくことをおすすめします。
一般的な通貨ペアはそろっていて、約定スピードが速く・約定力も高いのでスピーディーな取引が可能です。
スプレッドが狭い
ゼロ口座のスプレッドが狭いことは、スタンダード口座・マイクロ口座の平均スプレッドと比較すれば一目瞭然です。
ゼロ口座 | スタンダード口座 マイクロ口座 |
|
ドル/円 | 0.1pips | 1.6pips |
ユーロ/円 | 0.6pips | 2.6pips |
ポンド/円 | 1.1pips | 3.5pips |
豪ドル/円 | 0.8pips | 3.0pips |
ゼロ口座ではスプレッドが0pipsになることもあるので、海外FX業者の中でもトップレベルの狭さと言ってもおかしくはありません。
ECNで取引の透明性が高い
XMのゼロ口座で採用されているECN方式はNDD方式のひとつで、ブローカーを経由することなく注文がインターバンクへ流される取引法です。
ブローカーによるストップ狩りやレート操作などの意図的な操作の心配もないので、取引の透明性はかなり高くなっています。
ECN方式ではトレーダーの注文の価格とインターバンクの価格の差がスプレッドになるので、低くなりやすい傾向がありゼロ口座の低スプレッドが実現しているのです。
取引量がガクッと少なくなる時間帯に約定力が落ちることがありますが、取引量が多い22時~2時の間はかなり高い約定力でスムーズな取引ができます。
無料でVPSが使える
XMではゼロ口座で条件を満たすことで、無料でBeeksのVPSをレンタルすることができるようになります。
②1ヵ月5Lot以上の取引があること
もし条件をクリアできなかったとしても、3,000円以下でハイスペックなVPSを使うことができるのでお得です。
XMを通さずにBeeksと直接契約をしてVPSレンタルをする方法もありますが、XM経由の方が料金が約2,000円安くなるのでもったいないです。
自動売買が使える
XMでは自動売買が可能なのでEAを使うことができます。
ゼロ口座は自動売買との相性がいいので、利用している人は多いです。
・感情的になりやすく負けやすい
・プロの取引を実行してくれる
というメリットがあるので、時間を有効活用しながら投資ができます。
仕事や家事をしている間にもエントリーや利益確定・損切りなどを行ってくれるので、じっとチャート画面を見続ける必要もありません。
たまに自動売買なら勝てると勘違いしている人もいますが、稀に予想外の出来事が起こり取引の流れを変更しなければいけない場面になることがあります。
そんな時でもEAは淡々と取引を続けてしまうので、状況に応じた柔軟な対応はできないということを覚えておかなければいけません。
私も当サイトで検証している自動売買システムを使用して稼いでいますが、使っている業者はxmです。
私が使用しているeaについて興味がある方はお問合せより気軽に質問でもなんでもください!

手数料は?トレーダーが負担するコスト

XMのゼロ口座の手数料は
「ゼロ口座のスプレッド+手数料=取引コスト」
となります。スタンダード口座・マイクロ口座はスプレッドだけなのに対して、ゼロ口座は手数料もプラスして負担しなければいけません。
スプレッドが0pipsにかなり近くなっているので、その分手数料が発生すると考えて下さい。
ではもう少し掘り下げてゼロ口座のコストについてチェックしていきます。
XMは手数料が明確で安心
他の海外FX業者ではスリッページで手数料が隠れていて、知らない間に搾取されていることがあります。
トレーダーに何も伝えることなく手数料を取るのは悪質ですよね!
でもXMのゼロ口座は先に手数料を【スプレッド+手数料】と明確に提示しているので、それ以上の隠れた手数料を取られる心配がありません。
他社と比較してコストは安いのか
XMのゼロ口座以外の2つの口座と比較した時は、コストが抑えられることが分かりましたが他の海外FX業者と比較するとどうなるのでしょうか。
今回はTitan FXとAXIORYのコストと比較してみました。
海外FX業者 | XM | Titan FX | AXIORY |
最大レバレッジ | 500倍 | 500倍 | 400倍 |
ドル/円 | 1.2pips | 1.2pips | 1.2pips |
ユーロ/円 | 1.9pips | 1.5pips | 1.5pips |
ユーロ/ドル | 1.6pips | 1.3pips | 1.2pips |
3つの通貨ペアをご紹介しました、全体的に見るとレバレッジの面では他の海外FX業者よりも高めになっていたのですが、コストは同じまたは高い通貨ペアが多いことが分かりました。
ただ他よりもコストがかかったとしても、
・取引の透明性が高く信頼度が高い
・レバレッジが最大500倍である
・スキャルピング口座でもボーナスがある
ことなどを考えると損はないと言えます。どこまでコストを抑えたいかでXMのゼロ口座を選ぶか、その他海外FX業者の口座を選ぶか判断するといいでしょう。
取引手数料の払い方は?
XMのゼロ口座では取引手数料の払い方はプラットフォームがMT4なのか、MT5なのかで変わってきます。
MT5:エントリー時と決済時の2回、片道分を引かれる
ようするにまとめて一気に引かれるか、片道分ずつ分けて支払うかの違いです。
特にどちらが便利でどちらが不便というのはないので、手数料の引かれるタイミングに関してはあまり気にする必要はありません。
ゼロ口座のコストの実例
コストが分かりやすいように、ゼロ口座とスタンダード口座で同じ通貨ペアを取引した時のコストを比較してみます。
通貨ペア | スプレッド 手数料 |
ゼロ口座コスト | スタンダード口座コスト |
ドル/円 | 0.1pips 1.1pips |
1.2pips | 1.8pips |
ユーロ/ドル | 0.1pips 1.3pips |
1.4pips | 1.7pips |
ポンド/円 | 0.9pips 1.5pips |
2.4pips | 3.8pips |
ユーロ/円 | 0.6pips 1.3pips |
1.9pips | 2.6pips |
ポンド/ドル | 0.4pips 0.8pips |
1.8pips | 1.8pips |
ユーロ/ポンド | 0.8pips 1.3pips |
2.1pips | 1.8pips |
このようにコストは手数料がプラスで発生したとしても、ゼロ口座の方が抑えることができるのです。
意外と差も大きいのでボーナス分を加味したとしても、最終的にゼロ口座の方がコストを抑えられることになるケースはたくさんあります。
コストを極力抑えたい人はボーナスは捨ててでもゼロ口座を選ぶ価値はありますよ。
ゼロ口座が向いているトレード

海外FXで基本的な取引ができればいいと思っているトレーダーには、ゼロ口座よりもスタンダード口座やマイクロ口座をおすすめします。
でも【スキャルピングトレード・デイトレード】で利益を上げていこうと考えているなら、XMのゼロ口座はすごくおすすめできます。
取引に手数料がかかってでもスキャルピングやデイトレードにゼロ口座を使う理由をご説明します。
スキャルピング(EA使用)
XMのゼロ口座は取引銘柄が少なめで、手数料もかかることから一般的なスキャルピングには向いていません。
でもEA(自動売買)を使ったスキャルピングにはぴったりです!
・約定スピード最低0.925秒
・注文執行率99.92%(99.35%を1秒以内に約定)
・リクオートなし
・注文拒否なし
スキャルピングは1回の取引の利幅が小さいので、ゼロ口座のようにスプレッドが狭いことはとても重要なポイントになります。
スプレッドが開きすぎていると、EAが勝てる取引をするためにデータ収集をする時に誤った判断をする可能性が高くなります。
スキャルピングをする時はゼロ口座のように取引に手数料がかかったとしても、スプレッドは0に極限まで近づけておく必要があるのです。
手数料は確定申告をする時に経費として申告することができるので、節税も可能です。
デイトレード
デイトレードはポジションを翌日以降に持ち越すことなく、その日のうちに決済してしまうトレード方法です。
XMのゼロ口座手数料は通貨ペアごとに異なります。取引をする通貨ペアの左側の通貨で手数料が決まり、10通貨分が手数料です。
USD/JPYを10万通貨(往復)→ドル10通貨分が手数料になる
A.手数料は10ドル(約1,100円)
ではスプレッドが3.4pipsのスタンダード口座と0.9pipsのゼロ口座でドル円を10万通貨取引をした時のコストの差を見て下さい。
スタンダード:3,400円
ゼロ口座:1,900円
これだけコストに大きな差がでています。
デイトレードは何度も決済をするので手数料によるコストがかかることがデメリットとされていますが、スプレッドが狭いゼロ口座を使えば最小限で済みます。
スタンダード口座やマイクロ口座でボーナスをもらったとしても、デイトレードで何度も取引を繰り返しているとゼロ口座の方がお得になるんです。
覚えておきたいゼロ口座のデメリット
ボーナスはなくてもトータル的に見ると、スプレッドが狭くコストが抑えられるゼロ口座ですがメリットばかりではありません。
デメリット以上にゼロ口座を利用するメリットの方が大きいのかどうかチェックしておきましょう。
希望に合わない時は幅広いタイプのトレーダーに適応しているスタンダード口座がおすすめです。
特典が口座開設ボーナスのみ
XMには3つのボーナスがあり海外FX業者の中でもずば抜けて豪華です。
ゼロ口座 | スタンダード口座 | マイクロ口座 | |
口座開設ボーナス | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
入金ボーナス | なし | 5万円まで:100% 5~225万円まで:20% |
5万円まで:100% 5~225万円まで:20% |
ロイヤリティプログラム | なし | あり | あり |
ただゼロ口座はスプレッドが極狭の代わりにボーナスは口座開設の3,000円のみ対象となっています。
XMでゼロ口座を選ぶ時はボーナスよりもコストを重視している場合が適していると言えます。
最低入金額は高め
XMでは4つの送金方法から入金をします。
国内銀行送金 | 10,000円~ |
クレジットカード デビットカード |
500円~ |
bitwallet | 500円~ |
※ビットコインは取引の注文受付停止と同時に入金方法からも削除されている
海外FXのトレーダーの多くが利用する国内銀行送金は手数料も無料で便利なのですが、最低入金額は他の入金方法よりもずば抜けて高いです。
口座反映までの時間も1番長いので他の入金方法で最低入金額を抑えて、即反映させた方が効率が高くなっています。
XMではスタンダード口座・マイクロ口座は最低入金金額が500円となっていますが、ゼロ口座は10,000円なのでハードルが高くなっています。
取引できる通貨ペアが少ない
XMでは
貴金属:4銘柄
エネルギー:5銘柄
コモディティ:8銘柄
現物CFD:18銘柄
先物CFD:12銘柄
※仮想通貨は2019年10月に新規注文受付停止
とたくさんの種類の銘柄の取引ができるのですが、ゼロ口座になるとガクッと取引できる銘柄が減ってしまいます。
FX:56通貨ペア
貴金属:2銘柄(金・銀)
CFDやコモディティの取引がしたい時には、XMのゼロ口座では対応していないので注意が必要です。
XMのゼロ口座の特徴やコストのまとめ
XMのゼロ口座は
・スキャルピングトレード
・デイトレード
をしようと考えている人に向いている口座です。
反対に少ない資金で取引を始めたいと思っている人・ボーナス重視の人・まずは海外FXに慣れるための取引がしたい人にはおすすめできません。
ゼロ口座で取引をするなら最低でも10万円の資金は持っておいた方が安心です。
口座は8個まで持つことができるので、取引スタイルごとにうまく使い分けて利益を獲得してください。