- XMのレバレッジルールについて
- 取扱商品ごとのレバレッジ制限の仕組みについて
- XMの口座で設定すべきレバレッジ倍率
海外FXの魅力としてまずあげられるのがなんと言っても何百倍ものハイレバレッジを使った取引です。
数多く存在する海外FX会社の中でも必ずランキング上位にくるXMですが、もちろんハイレバレッジ取引もアピールポイントとして大々的に取り上げています。
XMの最大レバレッジはなんと1000倍!
しかし、この記事を読んでいる方の中には、
とこのような悩みを抱えている方もいることでしょう。
そこで今回は、XMレバレッジについて、基本的なレバレッジのルールから取引銘柄ごとのレバレッジ制限のルール、さらにXMの口座で設定すべきレバレッジ倍率とその具体的な理由について徹底解説していこうと思います。
XMのレバレッジについてきちんと理解したいという方は、ぜひこの記事を最後まで読んでいってくださいね。
覚えておきたいXMのレバレッジルール

レバレッジとはてこの原理を意味しています。
数字が大きければ大きいほど少額資金で大きなポジションを持つことができるシステムのことで、資金に応じて自身で調整が可能です。
超魅力的な最大レバレッジ1000倍。
でも誰でも自由に1000倍のレバレッジで取引ができる訳ではありません。レバレッジの適応にはXMが定めたルールがあります。
まずはレバレッジのルールを確認していきましょう。
XMで選択できるレバレッジ倍率
XMでは1倍~1000倍のレバレッジを自由に選べるようになっています。
ただ、口座タイプによって最大レバレッジが違うので希望するレバレッジが決まっている人は事前に確認しておいて下さい。
スタンダード口座 | 1,000倍 |
---|---|
マイクロ口座 | 1,000倍 |
KIWAMI極口座 | 1,000倍 |
ゼロ口座 | 500倍 |
ゼロ口座のみ最大レバレッジが500倍です。
最大レバレッジの1,000倍で取引がしたい時は、スタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座を選んで下さい。
XMのレバレッジは業界でもトップクラスです。
XM | 1,000倍 |
FXGT | 1,000倍 |
AXIORY | 400倍 |
Titan FX | 500倍 |
Exness | 無制限 |
XMの最大レバレッジは888倍という情報もあります。
これは古い情報です。以前は最大レバレッジ888倍で設定されていましたが、変更され2023年9月現在はXMの最大レバレッジは1,000倍となっています。
必要証拠金はいくら必要になるのか
レバレッジが高いと必要証拠金は少なく済みます。
資金が少ない人でもFXで投資ができるのがメリットです。ではレバレッジごとにいくらの必要証拠金になるのでしょうか。
例としてUSD/JPYを10万通貨取引する時の必要証拠金を計算してみました。
1倍 | 14,794,550円 |
---|---|
10倍 | 1,479,440円 |
100倍 | 147,940円 |
500倍 | 29,586円 |
1,000倍 | 14,793円 |
レバレッジが1倍の時は約1,480万円の証拠金が必要です。
でも1,000倍のレバレッジで取引をするなら、証拠金はわずか14,793円でいいのでかなり大きな差があります。
ハイレバレッジの方が必要証拠金は圧倒的に少ないです。
XMのレバレッジ規制について
XMでは通貨ペアや銘柄ごとにレバレッジに規制がある場合があります。
最大レバレッジが1,000倍の口座を使っていたとしても、取引をする通貨ペアや銘柄に制限がある時は最大レバレッジで取引をすることができません。
それぞれの規制をご紹介します。
FX通貨(メジャー通貨)ペアのレバレッジ規制
FX通貨(メジャー通貨)ペアのレバレッジは取引銘柄ごとの違いはありません。
その代わり有効証拠金の額によってかけられるレバレッジに制限がかかります。
- 有効証拠金$5~$20,000:1,000倍
- 有効証拠金$20,001~$100,000:200倍
- 有効証拠金$100,001以上:100倍
上記は最大1,000倍のレバレッジが使えるスタンダード口座とマイクロ口座のものでありZERO口座は少し異なります。
- 有効証拠金$5~$20,000:500倍
- 有効証拠金$20,001~$100,000:200倍
- 有効証拠金$100,001以上:100倍
マイナー・エキゾチック通貨ペアのレバレッジ規制
XMではFX通貨(マイナー・エキゾチック通貨)ペアのレバレッジは以下のようになっています。
商品(銘柄) | 有効証拠金$5~$20,000 | 有効証拠金$20,001~$100,000 | 有効証拠金$100,001以上 |
AUDCHF
(豪ドル/スイスフラン) |
400倍 | 200倍 | 100倍 |
CADCHF
(カナダドル/スイスフラン) |
400倍 | 200倍 | 100倍 |
CHFJPY
(スイスフラン/日本円) |
400倍 | 200倍 | 100倍 |
CHFSGD
(スイスフラン/シンガポールドル) |
400倍 | 200倍 | 100倍 |
EURCHF
(欧州ユーロ/スイスフラン) |
400倍 | 200倍 | 100倍 |
GBPCHF
(英国ポンド/スイスフラン) |
400倍 | 200倍 | 100倍 |
NZDCHF
(NZドル/スイスフラン) |
400倍 | 200倍 | 100倍 |
USDCHF
(米ドル/スイスフラン) |
400倍 | 200倍 | 100倍 |
EURTRY
(欧州ユーロ/トルコリラ) |
100倍 | 100倍 | 100倍 |
USDTRY
(米ドル/トルコリラ) |
100倍 | 100倍 | 100倍 |
EURDKK
(欧州ユーロ/デンマーククローネ) |
50倍 | 50倍 | 50倍 |
GBPDKK
(英国ポンド/デンマーククローネ) |
50倍 | 50倍 | 50倍 |
EURRUB
(欧州ユーロ/ロシアルーブル) |
50倍 | 50倍 | 50倍 |
GBPDKK
(英国ポンド/デンマーククローネ) |
50倍 | 50倍 | 50倍 |
USDCNH
(米ドル/人民元) |
50倍 | 50倍 | 50倍 |
USDDKK
(米ドル/デンマーククローネ) |
50倍 | 50倍 | 50倍 |
USDHKD
(米ドル/香港ドル) |
50倍 | 50倍 | 50倍 |
USDRUB
(米ドル/ロシアルーブル) |
50倍 | 50倍 | 50倍 |
貴金属CFD商品のレバレッジ規制
XMではGOLD(金)とSILVER(銀)ではFX通貨ペアと同様に最大888倍のレバレッジを使うことができます。
ただし、PALL(パラジウム)とPLAT(プラチナ)有効証拠金の額多くても少なくても22.2倍までとなっています。
商品(銘柄) | 有効証拠金$5~$20,000 | 有効証拠金$20,001~$100,000 | 有効証拠金$100,001以上 |
GOLD(金) | 888倍 | 200倍 | 100倍 |
SILVER(銀) | 888倍 | 200倍 | 100倍 |
PALL(パラジウム) | 22.2倍 | 22.2倍 | 22.2倍 |
PLAT(プラチナ) | 22.2倍 | 22.2倍 | 22.2倍 |
コモディティCFD商品のレバレッジ
コモディティCFD商品は全銘柄共通でレバレッジ50倍に固定です。
株価指数(現物)CFD商品のレバレッジ
株価指数(現物)CFD商品のレバレッジは以下のようになっています。
有効証拠金額によるレバレッジ制限はありません。
商品(銘柄) | レバレッジ(固定) |
AUS200Cash(ASX 200) | 100倍 |
EU50Cash(EURO STOXX 50) | 100倍 |
FRA40Cash(CAC 40) | 100倍 |
GER30Cash(DAX) | 100倍 |
HK50Cash(HSI) | 66.7倍 |
IT40Cash(FTSE MIB) | 100倍 |
JP225Cash(Nikkei) | 200倍 |
NETH25Cash(AEX) | 100倍 |
SPAIN35Cash(IBEX) | 100倍 |
SWI20Cash(SMI 20) | 100倍 |
UK100Cash(FTSE 100) | 100倍 |
US100Cash(NASDAQ) | 100倍 |
US30Cash(Dow Jones) | 100倍 |
US500Cash(S&P 500) | 100倍 |
株価指数(先物)CFD商品のレバレッジ
株価指数(先物)CFD商品のレバレッジは以下のようになっています。
株価指数(現物)CFD商品同様に有効証拠金額によるレバレッジ制限はありません。
JP225(Nikkei)が200倍になっていますがその他は全て100倍になっています。
商品(銘柄) | レバレッジ(固定) |
EU50(EURO STOXX 50) | 100倍 |
FRA40(CAC 40) | 100倍 |
GER30(DAX) | 100倍 |
JP225(Nikkei) | 200倍 |
SWI20(SMI 20) | 100倍 |
UK100(FTSE 100) | 100倍 |
US100(NASDAQ) | 100倍 |
US30(Dow Jones) | 100倍 |
US500(S&P 500) | 100倍 |
USDX(US Dollar Index) | 100倍 |
エネルギーCFD商品のレバレッジ
エネルギーCFD商品のレバレッジは以下のようになっています。
商品(銘柄) | レバレッジ(固定) |
BRENT(Brent Crude Oil) | 66.7倍 |
GSOIL(London Gas Oil) | 33.3倍 |
NGAS(Natural Gas) | 33.3倍 |
OIL(WTI Oil) | 66.7倍 |
OILMn(WTI Oil Mini) | 66.7倍 |
XMの口座で設定すべきレバレッジ倍率は888倍

FXを初心者の方の中には、
「レバレッジは高い方が利益率はいいがリスクも大きいのでは?」
「どのレバレッジ倍率を選択すれば良いかわからない…」
とお悩みの方もいるかと思います。
XMの口座ではレバレッジ倍率をどれに選択すれば良いのでしょうか?
一番おすすめなレバレッジ倍率は888倍です。
理由は以下のことがあげられます。
- 実行レバレッジの設定の幅が広がる
- 少額でも大きな額の取引ができ利益率がよくなる
- 追証なしのゼロカットシステムがある
- 強制ロスカットがされにくくなる
それぞれ順番に見ていきましょう。
実行レバレッジの設定の幅が広がる
よく勘違いされている方がいらっしゃるのですが、レバレッジ倍率を888倍にしたからといって必ず888倍でトレードをする必要はありません。
これを説明するには「口座倍率」と「実行倍率」の違いを理解する必要があります。
所有している口座での取引において利用できるレバレッジ倍率の最大値。
実際に取引をする時に実行する倍率
「ポジション保有額÷有効証拠金額」で実行倍率を割り出すことができる。
口座倍率を888倍にしておけば、ポジション保有額と有効証拠金額を調整すると1倍から888倍まで自由に実行倍率を変更できます。
少額でも大きな額の取引ができ利益率がよくなる
ハイレバレッジ取引の魅力はなんと言っても少額でも大きな額の取引ができる点です。
例えば、10,000円しか資金がない場合でも888倍のレバレッジをかけることで8,880,000円の取引が可能となります。
もちろん取引資金量が888倍となるので利益率も888倍となります。
追証なしのゼロカットシステムがある
ハイレバレッジ取引をする上で心配なのは、損失が大きくなりすぎて追証を抱える可能性があるということです。
ただし、XMではゼロカットシステムを採用しているため追証を抱える心配はありません。
例えば、証拠金が10,000円しかない状況で相場の急変動に巻き込まれ強制ロスカットが間に合わなかったします。
強制ロスカットが間に合わなかったため証拠金額を超える100,000円の損失を出してしまいました。
このような場合でも払わなくてはならないのは口座にあった10,000円のみです。
もちろんゼロカットシステムの悪用はいけませんが、このシステムがあるおかげで思う存分ハイレバレッジ取引ができるのです。
強制ロスカットがされにくくなる
口座レバレッジを高く設定しておけば強制ロスカットされにくくなるというのも利点です。
先ほどお話ししましたとおり、レバレッジをかければかけるほどそのポジションを保有するために必要な資金は少なくなります。
そうなると必然的に証拠金維持率を高い水準で保つことができ強制ロスカットがされにくくなるという仕組みです。
わかりにくいので一つ例をあげて見ていきましょう。
例えば、口座残高が100,000円、ロスカット水準が20%だったとします。
1ドル100円の時レバレッジ100倍で5万通貨ポジションをとるために必要な証拠金は50,000円。
この時口座残高が12,500円になった時点で強制ロスカットとなります。
一方レバレッジが800倍の時、同じように5万通貨ポジションをとるために必要な証拠金は6,250円。
口座残高が1,250円になるまでは強制ロスカットされず耐えることができます。
上記の例からもわかるようにレバレッジが高い方が強制ロスカットされるリスクを減らしてトレードすることができるのです。
まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、XMレバレッジについて、基本的なレバレッジのルールから取引銘柄ごとのレバレッジ制限のルール、さらにXMの口座で設定すべきレバレッジ倍率とその具体的な理由について徹底解説していきました。
レバレッジは高ければ高いほどハイリスクハイリターンになると思う方もいますが実はそうではありません。
ハイレバレッジをうまく使うことでより安全に取引を進めることができます。
また、FX取引のようなハイレバレッジを使った取引は他の資産運用では不可能です。
ハイレバレッジ取引こそFX取引の醍醐味なのでこの機会にぜひXMでハイレバレッジ取引を試して見てくださいね。