あなたはテクニカル分析を使って取引をしていますか?
テクニカル分析を使用して取引することはバイナリーオプション取引にとって非常に重要なことです。
バイナリーオプションを始めたばかりの方や、これからバイナリーオプションをやろうかなと思っている方の中には、
・バイナリーオプションで稼ぐためにどう分析すればよいか分からない
・バイナリーオプションにおけるテクニカル分析がわからない
という方も多いのではないでしょうか?
バイナリーオプションにおけるテクニカル分析ってとても難しいし、奥が深いものです。
為替相場でよく使われる分析方法は、「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2つがあります。
今回は、その中でも「テクニカル分析」に焦点を当てていきます。
バイナリーオプションのテクニカル分析とは

そもそもテクニカル分析とはなにを意味するのか知らなければいけません。
テクニカル分析とは「MT4やMT5で過去のの値動きを見てロ今後の相場を予想する分析方法のこと」です。
◆今後の値動きの予想
過去の値動きから把握と予想をすることで、今からの取引の根拠を導き出す分析方法となっています。
皆さんが投資家・トレーダーといえば、どのようなイメージを持っていますか?
5画面、6画面のモニターの前で椅子に座って、一日中、チャートに張り付いている。
そして、チャートにラインを引いたり、インジケーターを入れて分析してトレードしている。
こんなイメージを持っていませんか?
そのイメージこそ、テクニカル分析なんです。
・ラインを引いて、どこで買いたい心理、売りたい心理が働くのかを予想する。
バイナリーオプションで稼ぐためにはテクニカル分析だけで十分
上記で、テクニカル分析とは何かを解説してきましたが、結論から言うと、バイナリーオプションで稼ぐためにはテクニカル分析だけでも十分だと言えます。
なぜなら、バイナリーオプションは1pipsでも有利は方向に動けば勝ちだからです。
どういうことか深堀りしていきます。
経済指標や要人発言などを考慮して相場の動きを予想してエントリーするのがファンダメンタルズ分析ですが、正直、どちらに動くかは全く予想できません。
どちらかというとFXに向いている分析方法になります。
バイナリーでは有利なポジションに大きく動く必要がなく、1pipsでも100pipsでも同じ1勝なので、ハイリスクではあるファンダメンタルズ分析をするメリットがあまりないのです。
それならば、過去の統計や相場の特徴をテクニカル分析を駆使して、トレードしていく方が、勝率も高いですし、効率的にトレードすることができます。
ただ、ファンダメンタルズ分析について最低限は勉強しておく必要があります。
・その日の経済指標や要人発言
これらは、最低限の知識として頭に入れておきましょう。
この知識を頭の片隅に入れておいて、最終的な判断をテクニカル分析にするというのが、最も理想的なトレードになります。
バイナリーオプションの基本的なテクニカル分析

バイナリーオプションでは、テクニカル分析だけで十分ということは分かっていただけましたか?
では、実際に基本的なテクニカル分析について見ていきましょう。
ここでは、テクニカル分析を「ローソク足」「インジケーター」「ライン」に分けて解説していきます。
テクニカル分析その1:ローソク足
では、まずローソク足について解説していきます。
ローソク足は「陽線」と「陰線」からできています。
ローソク足でテクニカル分析する方法はたくさんあります。
②前足に注目する
③直近◯本に注目する
④複数の時間足に注目する(MTF)
などなど挙げだすとキリがありません。
さらに、1本のローソク足にも実体の大きさだったり、髭の長さなど様々な情報が含まれています。
ローソク足の大きさや形には投資家心理を表しています。
投資家心理とは、投資を行う際に出てくるトレーダーの欲望や願望、恐怖などの人間の心理のことです。
出典:インテク
このような情報から、「今投資家たちはどのような心理を持っているか」を予想しながらチャートを見ていけば間違いなく力が付くので、毎日トレーニングを積んでいくことが大切です。
テクニカル分析その2:インジケーター
次にインジケーターについて解説していきます。
インジケーターとは、テクニカル分析をするために使用する指標になるものです。
バイナリーオプションをやっている多くのトレーダーがインジケーターを使用してトレードをしています。
インジケーターと言ってもたくさんの種類があります。
②オシレーター系インジケーター
③ビル・ウィリアムス系インジケーター
④ボリューム系インジケーター
その中でもバイナリーオプションでよく使われるのが、トレンド系のインジケーターとオシレーター系のインジケーターです。
代表的なインジケーターは広く活用されています。
トレンド系 | オシレーター系 |
---|---|
・移動平均線 ・ボリンジャーバンド ・一目均衡表 |
・RSI ・ストキャスティクス ・MACD |
トレンド系のインジケーターとは文字通りトレンドの方向性・強さを視覚化したインジケーターです。
それに対してオシレーター系インジケーターとは、相場の「買われすぎ」「売られすぎ」を視覚化したインジケーターとなっています。
「どのインジケーターを使えば良いか全くわからない・・・」という方は、まず「RSI」、「ボリンジャーバンド」、このあたりから使ってみることをオススメします。
なぜなら、使い方もシンプルですし、勝率もある程度高いからです。
まずは、ネットに書いてある手法でも良いので、実際に使ってみて、そこから自分オリジナルの手法を見つけてテクニカル分析をしていきましょう。
テクニカル分析その3:ライン
最後にラインについて解説していきます。
ラインを使ったトレードをする人を「ライントレーダー」とも言われます。
現状、ライントレーダーは非常に多いです。
①水平ラインを使った分析
②トレンドラインを使った分析
水平ラインには、「レジスタンスライン」と「サポートライン」があります。
このラインを使った分析方法は、「価格抵抗線」と呼ばれる線を自分で引いて、そのラインにタッチしたら逆張りでエントリーするという手法です。
ただ、どこにラインを引く場所に正解はなく、「過去にどこが意識されていたか」を見極める力が必要になります。
ライントレードはテクニカル分析の一種ではありますが、ファンダメンタルズ分析の側面も持っている手法ということになります。
テクニカル分析でさらに勝率を上げる方法とは

テクニカル分析と言っても、勉強することや見るべきポイントが多すぎて、まずどこから勉強していけば良いか分からない方も多いのではないでしょうか?
最初からインジケーターを3つも4つも追加して、ラインも引いて、ローソク足も見て、相場を分析しようとしても逆効果になってしまいます。
では、テクニカル分析を使って勝率を上げるためにはどうすれば良いのか。
結論から言うと、「まず1つの分析方法を極める」ことです。
多くのことを学ぼうとする姿勢は非常に大切ですが、一気に学ぼうとすると中途半端になってしまう傾向にあります。
ですので、一つの分析方法・一つのインジケーターの専門家になれるくらい極めることができれば、勝率を最大限まで上げることが可能になるので、自分の得意な分析方法を見つけましょう。
ぜひ、やってみてください。
バイナリーオプションでテクニカル分析をする際の注意点

バイナリーオプションでテクニカル分析をする際の注意点について解説していきます。
主な注意点は
②自分の勝率を理解する
この2つです。それぞれ解説します。
インジケーターを使い過ぎない
1つ目はインジケーターを使い過ぎないことです。
多くの人が、
「インジケーターを多く使う → 根拠が強くなる → 勝率が上がる」
と思っていますが、これは大きな間違いです。
インジケーターを多く使うことで、条件が厳しくなり、エントリーチャンスが厳選されることは間違いないですが、それと勝率が上がるのとイコールではありません。
逆に、インジケーターを使い過ぎることで、エントリー回数も少なくなり、勝率も下がるなんてこともあり得るのです。
まずは、1つのインジケーターを極めることをオススメします。1つのインジケーターだけでも、しっかり分析すると十分高い勝率を出すことができるようになります。
自分の勝率を理解する
2つ目は、自分の勝率を理解することです。
テクニカル分析をしてトレードしていくのであれば、自分の手法を理解してからトレードすることが大切です。
ネットで検索するとバイナリーオプションのテクニカル分析を使った手法がたくさん落ちています。記事によっては、勝率90%!!と書いていることがあります。
バイナリーオプションで勝率80%・90%の手法なんてないので絶対に信用してはいけません。
ちなみに、バイナリーオプションで有名な手法であるRSI(14)の30/70での逆張りは過去の相場で勝率56%程度です。
これを知らずにトレードしていると、痛い目に遭います。しっかりテクニカル分析を行ってトレードしていればお金が稼げるようになるのに、自分の勝率を理解せずに勝率80%、90%という高い勝率を出そうとすると、テクニカル分析を無視してトレードしてしまい、お金を失ってしまうので非常に危険です。
これはテクニカル分析する以前に非常に大切なことですので、必ず自分の勝率を理解しておくことが大切です。
まとめ
今回の内容は以上になります。
少し長くなってしまったので今回の内容を簡単にまとめます。
・バイナリーオプションはテクニカル分析だけで十分稼げる。ただ、基本的なファンダメンタルズの知識もあれば良い。
・テクニカル分析の方法は、基本的にローソク足・インジケーター・ラインの3種類である。まずは1つずつ極める。
・テクニカル分析をする際の注意点は、インジケーターの使いすぎないことと自分の勝率を理解すること。
こんな感じの内容でした。
テクニカル分析は勉強することがたくさんあり大変ですが、極めると勝率を最大限に上げることができ、大きな武器になります。
少しずつで良いので学んでいきましょう!