バイナリーオプション

バイナリーオプションにおいてファンダメンタルズ分析は必要なし?見ておいた方がいい指標があります

バイナリーオプションにおいてファンダメンタル分析は必要なのか、分析方法はどうしたらいいのかわからない方は多いと思います。

そこでファンダメンタルについて解説していきます。

当ページで分かること
  • そもそもファンダメンタルズ分析ってなに?
  • バイナリーオプションってファンダメンタルズ分析って必要なの?
  • ファンダメンタルズ分析はどうすればできるの?

テクニカル分析では、やることや勉強することがたくさんあり、日々勉強ですが、ファンダメンタルズ分析は、そこまで難しいものではありません

中山
中山
この記事を最後まで読んでいただければ、バイナリーオプションで必要なファンダメンタルズ分析を勉強することができますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

バイナリーオプションのファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは、各国の経済状況や財務状況などを考慮して、今後の動きを予想する分析方法のことをいいます。
ファンダメンタルズ分析をする際に、参考にするのは「毎日の経済指標」や「要人発言」です。

経済指標とは各国の経済状況を物価や金利、景気などの要因を数値化したもの

中山
中山
経済指標で有名なものは雇用統計やFOMCですね。
バイナリーオプションを始めたばかりの方でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

大きな経済指標 = 多くのトレーダーが注目している

ということなので、相場にも大きな影響を与えます。

相場が大きく動くということは、値幅を大きく取りたいFXトレーダーにとっては非常にチャンスでもありますが、バイナリーオプショントレーダーにとっては、このような相場で戦うメリットがないので、あまり手を出さないことをオススメします。

要人発言とは各国の経済政策や金融政策を担っている大臣や中央銀行の総裁など発言のこと

例えば、アメリカのトランプ大統領が何か発言したりすると、ドル関連の通貨が大きく動くことが多いです。

中山
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このように国のトップの方の発言というのは多くの人が注目しているので、相場にも大きく影響を与えます。

国のトップだけではなく、銀行の総裁や財務大臣などの発言も大きな影響を与えます。

このような方の発言は、景気の現状や今後の政策など具体的な話が多くなるのでその発言によって相場が大きく動くのです。

経済指標や要人発言が行われる前に予想してトレードしたり、経済指標や要人発言が行われて結果を知った上でトレンドに沿ってトレードしたりする分析方法をファンダメンタルズ分析と言います。

バイナリーオプションでファンダメンタルズ分析は必要なのか?

では、バイナリーオプションで取引していく際にファンダメンタルズ分析は必要なのか。
結論から言うと「あまり必要ではありません」

ただ、完全に不必要というわけではなく、エントリーするか・しないかの判断では使用しないというのが正しい回答になります。
これはどういうことか。

例えば、アメリカの一番大きな指標である雇用統計。

雇用統計がある時間に、
◯アメリカで良いニュースがあったからドルが買われると予想してドル円でHighエントリーをしようかな・・・
◯アメリカで悪いニュースがあったからドルが売られると予想してドル円でLowエントリーをしようかな・・・
エントリーの根拠にすることは危険だということです。

なぜなら、この根拠だけでエントリーするのはギャンブル要素が非常に高いからです。
バイナリーオプションは”ギャンブル”ではなく、”投資”です。

投資というのは、上がりそう・下がりそうという根拠のないエントリーするのではなく、過去統計のデータをもとに勝率が高いところでエントリーすることを言います。

相場は24時間動いているのですからわざわざギャンブル要素の強いファンダメンタルズ分析をしてトレードする必要がありません。
なので、テクニカル分析で大まかなトレードの判断を行い、ファンダメンタルズ分析は、加点要素として加えたり、減点要素としてエントリーを避けたりするだけで十分です。

最低限の経済指標は確認しましょう

前章でバイナリーオプションには、ファンダメンタルズ分析はそこまで重要視する必要はないと言いました。
たしかに、ファンダメンタルズ分析について、毎日勉強したり、分析したりする必要はありません。
ファンダメンタルズ分析のことを必死に勉強しても勝率が大きく上昇したりしないし、チャンスもそこまで多くないので。
ただ、全くファンダメンタルズ分析の知識がない状態でバイナリーオプションのトレードするのは危険です。ですので、最低限の知識、毎日の経済指標だけは必ず勉強・確認するようにしましょう。
毎日確認する経済指標に関しては、次の章で詳しく解説します。

必ずやってほしいことは、「トレード前にその日の経済指標を確認する」ことです。

エントリーした後に「経済指標の時間とたまたま被ってテクニカルを完全に無視して逆方向に動いた・・・」という経験をした方も割と多いのではないでしょうか。
トレードするために経済指標を確認するのではなく、無駄な負けを減らすために経済指標を確認するのです。トレードをする前には必ず経済指標を確認して、危険な時間帯を把握しておくことが大切です。

バイナリーオプションでファンダメンタルズ分析に使えるサイト紹介

ここでは、バイナリーオプションでファンダメンタルズ分析に使えるサイトを2つ紹介していきます。

今回紹介するサイトは以下の2つ。

◯Zai

◯Yahoo経済指標

どのサイトを見ても経済指標や要人発言が異なることはないですが、信頼性、見やすさを考えてこの2つということです。

Zaiはダイヤモンド社が発行する初心者向けの投資サイトの1つです。
為替情報だけでなく株式情報など投資に関する情報がたくさん学べます。

中山
中山
ダイヤモンド社は本なども出版している会社です。
迷ったからこの「Zai」の経済指標を確認しておけば間違いないです。

Zaiの経済指標はこちらから

→https://zai.diamond.jp/list/fxcolumn/hitsuji

中山
中山
Yahooは、誰しもが知る大企業ですよね。大企業ということで信頼性はピカイチです。
Yahooファイナンスでも、為替取引や株式投資を始め、投資信託や米国株など、数多くの金融知識が掲載してあるので、一通り目を通しておくとファンダメンタルの知識が勉強できます。

Yahooの経済指標はこちらから

→https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/

特に注意すべき経済指標

毎日、経済指標や要人発言が行われていますが、ここでは、”特に注意すべき経済指標”について解説していきます。

特に注意すべき経済指標

◯雇用統計
◯FOMC
〇政策金利

それぞれ見ていきます。

雇用統計

雇用統計とは、アメリカの雇用情勢を示す指標で、経済指標の中で最も重要な指標の一つです。
雇用統計は、毎月第一金曜日の21時30分(冬時間の場合は22時30分)に発表されます。

場合によっては、数分で1円単位の価格の変動があるので、FXトレーダーは、お祭り事として注目している指標と言えます。

記事の前半でも述べましたが、FXトレーダーは、大きな利益を出すために、このような大きな経済指標を狙ってトレードしますが、バイナリーオプションのトレーダーは、雇用統計のような大きな指標でわざわざ取引するメリットがないので、雇用統計がある時間帯は、取引せずに相場を見守る冷静さが大切になります。

FOMC

FOMCとは、アメリカの金融政策を決定する会合のことで、現在の景気判断をもとに政策金利を引き上げるのか、引き下げるのか、それとも現象維持にするのかの方針を決めて発表するのです。
FOMCは、雇用統計のように、毎月のスケジュールが決まっているのではなく、約1ヶ月半に1回の頻度で発表されます。

ただ、発表される時間は決まっていて、日本時間3時(冬時間の場合は4時)で、夜中遅い時間なので、その時間取引しないから関係ないという方も多いのではないでしょうか。

中山
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その時間に取引するという方は、FOMCがある日はいつも以上に慎重に取引していくことをオススメします。

政策金利

取引をする通貨ペアが関係する国の政策金利発表は確認すべきです。

政策金利は利上げ・利下げによって為替レートに大きな影響を与えます。特に投資家達の予想と異なる場合に大きく相場が動きやすいです。

また、政策金利の発表ではなく要人発言から影響を受けることもあります。

要人発言の結果、今後利上げや利下げが発表される可能性があると予想される時は、政策金利発表前でも大きな値動きを見せる可能性があるのです。

政策金利の発表は国によってスケジュールが異なります。

【2023年の各国の政策金利発表予定】

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
アメリカ 1日 22日 3日 14日 26日 20日 1日 13日
日本 18日 10日 28日 16日 28日 22日 31日 19日
イギリス 2日 23日 11日 22日 3日 21日 2日 14日
ユーロ 2日 16日 4日 15日 27日 14日 26日 14日
オーストラリア 7日 7日 4日 2日 6日 4日 1日 5日 3日 7日 5日
カナダ 25日 8日 12日 7日 12日 6日 25日 6日
ニュージーランド 22日 5日 24日 12日 16日 4日 29日

カレンダーにスケジュールを書いておくと安心です。

過去の政策金利発表と為替レートの値動きを見てみると、かなり密接な関係にあることが分かりやすいのでぜひ比較してみてください。

大きな指標の後はチャンスが多い!?

雇用統計やFOMC以外にも、大きい指標はたくさんありますし、小さな指標や要人発言でも、予想以上に相場が大きく動くことが多々あります。
たしかに、このような急に大きく動いたときは非常に危険です。どちらかというと、FX目線になるので、バイナリーオプショントレーダーは勝負しない方が良いです。

しかし、そのような大きな指標や要人発言で急に相場が大きく動いた後は、逆張りトレーダーにとってはチャンスが増えるのです。
急に相場が動いた後に相場が落ち着いてきた時は、どんどんエントリーしていくことをオススメします。

なぜなら、相場の参加者が多く、反発が多い相場になりやすいからです。
指標や要人発言の時は、多くのFXトレーダーが注目しています。
指標が過ぎてからも数時間は、まだそのトレーダーたちが相場に残って、利確、損切りの機会を探しています。

ですので、ファンダメンタル的に投資家の心理が現れやすい相場になるので、逆張りトレーダーはこの時間に集中してトレードをしていきましょう

まとめ

今回は、バイナリーオプションにおける「ファンダメンタルズ分析」について解説してきました。

  • ・ファンダメンタルズ分析とは、各国の経済状況や財務状況などを考慮して今後の相場の予想する分析方法のこと。主に経済指標や要人発言などを参考にする。
  • ・バイナリーオプションにはファンダメンタルズ分析をする必要性がない。ただ、最低限の知識は持っておくべき。
  • ・ファンダメンタルズ分析に使えるおすすめのサイトはZaiかYahooファイナンス。迷ったらZaiを選ぼう。
  • ・雇用統計とFOMCは特に注意が必要。ただし、指標の後、相場が落ち着いたらチャンスが多くなるので集中してトレードする。

このような内容でした。

ファンダメンタルズ分析はメインの手法としてはあまり使えませんが、ある程度の知識があれば、無駄な負けを減らすことができ勝率を上げることができるようになります

ですので、今回紹介したZaiやYahooファイナンスなどのサイトを見て最低限の知識を身につけていくことをオススメします。