数ある投資方法の中から「バイナリーオプション」を選んだ初心者の個人投資家には、注意すべきことがたくさんあります。
どういったことに注意すべきかは、様々あるのですが皆さんの体験談から学ぶのが一番です。
数ある体験談の中でも特に大切な要素を、ネット上の体験談から抽出してまとめてみました。
そして、実際の取引を始める前に、これらの体験談から得た知識をデモ取引で実際に体験し、安定した勝率を出せるようにしてから、本取引を始めましょう。
バイナリーオプションみんなの体験談
バイナリーオプションで失敗したり成功したりした体験談は、ブログやSNSだけではなく、WEBの相談サイトなどからも見つけることができます。
あまりにも簡単に成功したという話は話半分と考えて鵜呑みにしない方が良いと思いますが、失敗談からは多くのことを学べると考えても良いのではないでしょうか。
では実際に、生の体験談を少しご紹介してみましょう。
バイナリーオプションのレクチャーの詐欺っぽい感じに引っかかりました。
Twitterをしていた時とある女性がツイートしていてそれを見て稼げると思いDMをしました。〜後略〜
「Yahoo!知恵袋より」
お金の欲しさに目がくらんで、インスタなどで副業紹介をしている話にのってしまい指定されたサイト3つに合計で約10万円ほど入金してしまいました。1ヶ月〜くらい前の話です。 〜中略〜 登録を解除してしまいました。 〜中略〜 サイトで調べてみても返金は対応していないとのことで途方に暮れています。もっと早く誰かに相談すべき…いやそれより話に乗らなければよかったとすごく後悔しています。 〜後略〜“
「Yahoo!知恵袋より」
バイナリーオプションとFXどちらがいい? 完全にFXです。BOは運要素が強い。エントリーが1秒ずれても結果が変わるしネット環境にも左右される。 だいたい1分後5分後に上がってるかどうかかなんて分かる訳ない。 勝率95%ツールで30万負けた体験
「twitterより」
様々な体験談を見ましたが、勝てている方負けている方両方いました。
特に、レクチャーの詐欺に遭ってしまった人が多いと感じています。
SNS系のレクチャーには注意した方がいいですね。
バイナリーオプションの体験談から学ぶ失敗する要素がわかる
まずは、SNSやWEBサイトの記事の中から、バイナリーオプションの体験談を拾い、そこから「失敗してしまう要素」を中心にまとめてみました。
簡単という言葉に注意しよう
バイナリーオプションの説明に必ずといって良いほど出てくる言葉が「シンプル」とか「簡単」です。
しかし、誤解してはいけないのが、バイナリーオプションで利益を出すことが簡単な訳ではないということです。
バイナリーオプション取引のルールは簡単です。しかし、ルールの簡単さと予想の簡単さは別物です。分析ツールの購入やセミナー受講をすることで簡単に利益を出せると勘違いした方は、失敗していることが多いようです。
勝率50%では損失が出るのがバイナリーオプション
バイナリーオプションにはペイアウト率というものがあり、予想が当たった場合、エントリー時に購入した金額にペイアウト率を乗じた金額が支払われます。
例えば、ペイアウト率が1.8倍のものを1,000円購入し、予想が当たっていた場合、収入は1,800円となり、800円の利益を手に入れられるということです。
逆に、満期(判定時刻)で予想が外れた場合、購入した金額1,000円がそのまま損失額となります。
つまり、ペイアウト率が2倍未満の場合、利益より損失の方が大きくなるため、勝率50%ではペイしないということになります。
このことを理解しておかないと、失敗します。「上がるか下がるかの二者択一」ということは、確率的には勝率が50%ということです。
そこを、勝率60%程度まで引き上げられて初めて利益を出せると考えましょう。
勝率を上げるためには勉強と研究が欠かせない
前述の通り、バイナリーオプションの取引ルールは簡単ですが、勝率を上げるためにはしっかりと勉強し、研究することが欠かせません。
通常のFX取引と同様に、各国の経済状況や政治動向を把握し、分析をしなければ、70%以上の確率で正しく為替の値動きを予想することはできないのです。
ただ漫然と勉強したり情報収集したりするだけで、取引内容を記録・分析し、それを次の取引にフィードバックしない人は、失敗すると考えましょう。
バイナリーオプションの勉強に関してはこちらをご覧ください↓
自分で自分を規制できないと大きな損失を出しやすい
バイナリーオプションはギャンブル性の高い取引でもあるという説明をしましたが、感情が先走ってしまうタイプの方は、それが元で失敗することが多いようです。
成功者の体験談を読むと、取引をするにあたりご自身なりのルールを作り、それをしっかりと守ることが成功の秘訣のようです。
取引内容やタイミングに関するルールも、作りっぱなしではなく、随時ブラッシュアップしてください。一度の価値体験をそのまま引きずっている人は、世の中の動きから外れてしまい、失敗するリスクが高くなるでしょう。また負けが続いても、それを取り戻そうとして連続取引をするのは大損失の元です。
自分なりにリスク対策をとっておかないと大きな損失を出しやすい
どんなに自分に厳しく規制をかけても、人間ですから失敗をなくすことはできません。
そのため、万が一自分が感情に負けてしまった時のために、ご自身なりのリスク対策をとっておくことも必要です。
それをしていなかったがために、ずぶずぶと嵌まり込んで大損失を出してしまうという事態は、回避しましょう。
例えば、生活費と投資用資金の口座は分けて管理する、投資用資金は手持ち資金の40%以内に留める、投資のための借金はしない、高額なツールやセミナーには手を出さないといったことがリスク対策になるでしょう。
バイナリーオプションのリスクに関してはこちらをご覧ください↓
本取引を始める前にデモ取引で十分な体験を積んでおく
体験談から、勝率が50%ではペイできないこと、勝率を上げるためには勉強や情報収集・分析といった研究が必須であることが分かりました。
ここでは、それらを身につけるために、デモ取引を活用することの大切さについてご説明します。
デモ取引が必要な理由
バイナリーオプション事業者が提示しているデモ取引機能の目的は、「自社の取引画面の使い方や機能を十分に理解してもらう」ということです。
どの事業者も、使い勝手を良くしようと工夫をしたインタフェースを備えているとは思いますが、熟知していないがために思い通りの取引ができなかったということになっては困るからです。
しかし、さらに大切な目的は、「ご自身の手法を確認し、勝率を高める」ということです。前述の通り、勝率50%では投資としてペイしません。ご自身で得た知識や情報分析の結果で予想を立て、デモ取引でその結果を検証するのです。そして、当たった場合も外れた場合も、本取引と同じようになぜ当たったのか、外れたのかを検証し、ご自身の手法をブラッシュアップしましょう。
こうして、デモ取引で勝率が60%以上(できれば70%以上)になったら本取引を行うくらいの気持ちで、デモ取引を有効に活用しましょう。
登録不要で無料のデモ取引ができる事業者を選ぶべき
国内事業者であれば、大抵デモ取引機能を提供しています。しかし、口座開設や個人情報の登録をしないとデモ取引機能を使えない事業者もあるので、注意が必要です。なぜなら、「せっかく口座開設をしたのだから、または個人情報を登録したのだから、この会社で本取引を始めても良いや」と思ってしまうのが人情だからです。また、「いや、やっぱり別の会社の方が良いや」と思ってその事業者を選ばなかった場合も、登録した個人情報を元にしつこく勧誘メールが来る可能性も否定できません。
バイナリーオプションのデモ取引に関してはこちらをご覧ください↓
その観点からおすすめの事業者は、国内ではGMOクリック証券「外為オプション」とFXプライムbyGMOの「選べる外為オプション」の2社です。そして、海外事業者では「ハイローオーストラリア」です。これらの事業者は、口座を開設したり個人情報を登録したりする必要がなく、もちろんデモ取引の利用に特別な費用もかからないため、気軽にデモ取引を試すことができるからです。
ハイローオーストラリアのデモ取引に関してはこちらをチェックしてみてください↓
慌てて本取引を始めない
デモ取引の場合、負けても実際の損失は発生しません。
そのため、自分に向いた取引の種類を見つけたり、自分の分析手法を検証したりするためには、デモ取引機能を使って十分に練習・検証することが大切です。
また、勝率が60%以上となり、本取引を始めた後も、テクニカル分析やダウ理論等の勉強を続け、また経済や政治動向、自然災害やパンデミックが為替相場に与える影響などを、デモ取引で検証し続けることが大切です。
慌てて本取引を始めないこと、そして本取引を始めても、継続的にデモ取引機能で検証を重ねることをおすすめします。
体験談から学ぶ成功する要素
最後に、体験談から成功要素を中心に拾ってまとめましたので、参考にしてください。
取引する通貨ペアを絞り込む
外国為替には、さまざまな種類があります。そのすべてに手を広げるよりも、取引する通貨ペアを絞り込んだ方が、成功率が高くなります。
地球は一つ、思わぬ国の思わぬ動向が世界に波及するため、常にグローバルに幅広く情報収集することが大切ですが、取引する通貨ペアを絞り込んだ方が、より必要な情報の関連性が見えてきます。
みんなの体験談からは、世界中で投資家が扱っている米ドルやユーロと日本円のペアなどに絞り込むのがおすすめです。
取引する時間帯も重要
世界の市場と日本では、当然ですが時差が存在します。つまり、日本での生活時間に合わせて取引するのではなく、世界の市場も考慮して取引する時間帯を選ぶことも重要なのです。
体験談からは、ロンドン市場とニューヨーク市場が同時に開いていて、かつトレンド相場が形成されやすい16:00〜21:00がおすすめの時間帯となっています。
バイナリーオプション取引の時間帯に関してはこちらをチェックしてみてください↓
重要な経済指標は必ずチェックする
為替の値動きを読む際に外してはならない重要な経済指標があります。「米国雇用統計」や「主要国の政策金利」は、初心者にとっても重要な指標になるとしている体験談が多いので、必ずチェックしましょう。
なおこれらが発表される前後の時間帯は、予想外の値動きをすることが多いです。
テクニカル分析も効果をなさない場合が多いので、こういった時間帯はエントリーをしない方が無難です。
バイナリーオプションで失敗しないためにはデモ取引による事前体験を有効活用しよう
SNSやWEBでの記事などの体験談を元に、失敗する要素や成功する要素について、ご紹介してきました。
これらを読み、焦って本取引を始めてしまい、大きな損失を出してしまってはもったいないとご理解いただけたのではないでしょうか。
費用がかからず、個人情報の登録や口座開設もせずにデモ取引機能を使える事業者を探し、デモ取引機能を有効活用しましょう。しっかり研究してから本取引を始めるのが成功するコツです。楽をして儲ける道はありません。しっかり勉強し、デモ取引で検証することで、地道に勝率アップを目指しましょう。