株式やFXに続く、新しい投資方法として注目されているバイナリーオプション。
投資方法も簡単であり、投資初心者でも参入しやすくなっています。
そんなバイナリーオプションですが、SNSなどで調べて見ると「危険」「詐欺」「止めたほうが良い」など、あまり評判が良いとは言えません。
もちろん、「簡単」「稼げる」「リスクが少ない」などの評判も見つかりますが、両極端なのは気になります。
なぜバイナリーオプションは危険と言われるのか

バイナリーオプションが危険だと言われる理由は、大きく3つあります。
・詐欺業者が多い
・金銭トラブルが多い
・破産しやすい
これらが危険といわれている理由になります。
危険性についてしっかり覚えておきましょう。
バイナリーオプションは詐欺業者が多い
1つ目の理由は、バイナリーオプションには少なからず詐欺業者がいることです。
「絶対に勝てる」「月20万儲かる」「初心者でも稼げる」など、一時期甘い言葉で誘う業者が横行していた時期がありました。
実際、バイナリーオプションは「初心者でも手軽く稼げる投資」だったため、軽い気持ちで投資を始めてしまい、それによって投資金をだまし取られた人が数多くいたのです。
現在では数は少なくなったものの、それでも被害はあります。
そのほとんどが海外バイナリー業者ではありますが、被害報告は後を絶たないと言えるでしょう。
また、業者以外の詐欺も横行しています。
投資のサポートツールや投資講座など、勝つための手段として売りつけてくるのです。
同じように「勝率97%」「みんな使ってる」などと言って購入させようとしますが、実際に購入してもありきたりな内容だったり、そのまま売却業者と連絡付かなかったりなど、まともなものではありません。
金額も1ツール10万円など高額な場合が多く問題となっています。
もちろん、国内業者を始めとしたまともな業者もありますが、詐欺業者を利用した人が「騙された」「詐欺業者だった」とSNSなどで拡散するため、「バイナリーオプションは詐欺業者だ」と認識されているのです。
詐欺に遭わないようにするためには私も実際に使用しているハイローオーストラリアやザオプションという業者を使えば安心です。
バイナリーオプションは金銭トラブルが多い
2つ目の理由は金銭トラブルも多いことです。
「投資金を入金したけど出勤することができず、業者とも連絡が付かない」など、詐欺業者に騙されたケースが数多くあります。
また、真っ当な業者であっても、金銭トラブルになるケースも多いです。
バイナリーオプションは業者によって仕組みは違い、例を挙げると例えば入金ボーナスを受け取ると「10万円以上取引をしないと出金できない」などの制限を設けている業者もあるのですが、初めて利用する人はこういった仕組みについてよく分かりません。
利用者はすぐに出金できると思っているのに、実際に10万円未満しか投資をしていないため、出金できなかったという話があります。
実際、その業者は10万円以上投資すれば出金可能な業者なのですが、仕組みを理解していない人にとっては「出金をさせない」詐欺業者に思えるわけです。
他にも、海外業者なため出金手続きには時間が掛かり、「あの業者では出金できない」などの誤解もあるようです。
詐欺業者、真っ当な業者に関わらず様々な金銭トラブルがあるため、バイナリーオプションは「危険」「信用できない」などと思われています。
バイナリーオプションは中毒性が高く破産しやすい
3つ目の理由は、中毒性が高いことです。
バイナリーオプションは最短30秒で結果が分かる投資方法ですが、結果が早く分かることから何度も投資をしてしまいがちです。
一口100円など少額から投資ができるのもあって、スピードくじのような感じで投資してしまいます。
ですが、「塵も積もれば山となる」と言うように、少額でも繰り返し投資すれば大金となります。
勢いのまま投資をしていると、いつの間にか投資資金が尽きてしまうのです。
また、たとえ気が付いていても、負けた損失を取り返そうと躍起になる場合もあります。
バイナリーオプションは真っ当な投資であるものの、ギャンブル性が強いことから中毒になりやすい危険があるのです。
2014年にバイナリーオプションのトラブルが急激に増えたのが広まった原因

株式やFXにしろ、投資にはリスクがつきものです。
それぞれ違ったリスクは存在しており、決してバイナリーオプションだけが危険なわけでは無いと言えます。
では、なぜそのような噂が広まったかと言うと、2014年ごろを中心にSNSなどで噂が広まったからです。
2013年、日本では新しいバイナリー規制が設けられました。
その理由は、バイナリーオプションに手を出し破産する人が多かったからです。
規制内容は「取引時間の延長」「ペイアウトを変動制にする」「業者の総撮りを禁止する」「売値と買値の提示」の4つであり、主に延長時間を延ばして連続して取引をできなくすることで、投資回数を減らすものでした。
結果として投資回数は減るほか、仕組みを変えることで損切もできるようになり、劇的にバイナリーオプションで破産する人は少なくなったのです。
ですが、規制を設けたことで、今度はバイナリーオプションで稼ぎにくくなり、多くのバイナリー投資者が国内業者から離れていきます。
海外業者は今までと同じシステムであったため、海外業者に乗り換える人が急増したのです。
そして、その様子を見た他の投資者も海外業者に乗り換えるのですが、乗り換えた先が詐欺業者だったために、多くの被害がでました。
今と比べると詐欺業者が多かったのもありますが、初心者でも簡単に取引ができるバイナリーオプションには、投資やネット初心者が多くおり、それら海外投資に慣れていない人たちが被害に合ったというわけです。
実際、2014年ごろを境に消費者生活センターへの報告が急上昇しています。
結果として、バイナリー規制がされてしばらくは詐欺被害は後を絶たず、その様子が様々なSNSや掲示板で報告され、「バイナリーオプションは危険だ」という情報が広まったと考えられるでしょう。
もちろん、近年では「安全に稼げる」という話も広まっていますが、当時から続く評判と、怪しい広告や詐欺業者の売込みなども相まって、未だイメージが払拭されにくくなっています。
安全なバイナリーオプションもある

バイナリーオプションには詐欺業者が数多く存在しますが、真っ当な業者も数多くあります。
詐欺などのトラブルに合わないためには、安全な業者を知っておく必要があります。
海外ならハイローオーストラリアやザオプション
詐欺業者の多くは海外業者とは言え、安全な海外業者もいくつかあります。
その中の一つハイローオーストラリアは、世界的にも人気の海外業者であり、日本からの利用者も数多くいるほどです。
ハイローオーストラリアは、マーシャル諸島共和国の金融ライセンスを取得している海外業者です。日本の「金融商品取引業の登録」と同じように、マーシャル諸島共和国から「事業会社法の規定のもと営業許可」されています。
日本での運営に日本の金融ライセンスは取得してはいないものの、一国から許可されているのは充分な信用があると言えるでしょう。
ハイローオーストラリアは、2019年に運営会社を移転しています。以前は取引銀行や賠償責任保険などの明記があったものの、現在は明記されておらず、いささか不明な点は見受けられます。
ですが、ハイローオーストラリアというブランドは変わることなく、現在でも信用ある業者の一つです。
口コミなどでもトラブル報告は滅多に聞かず、以前と同じように取引がされています。
ハイローオーストラリアに関してはこちらをチェックしてみて下さい↓

また、ザオプションも優良業者の一つです。
トレーダーの方が得する様々なキャンペーンを毎月行っておりメリットが多い業者です。
他にも安全な海外業者はありますが、海外業者を選ぶならハイローオーストラリアかザオプションが最も安全と言えるでしょう。
国内でのバイナリーオプション
安全なバイナリー業者を選ぶなら、国内業者もおすすめです。
というのも、金融庁(国)が認可する「金融商品取引業の登録」を行っているからです。
国が内定を行って上で営業許可を出していますので、詐欺業者では無いと言う確証が持てます。
また、国内業者なら万が一のトラブルにも迅速に対応することができます。
海外のトラブルの場合、国のルールなど様々な制約があるため、場合によっては警察や弁護士は干渉することができません。
状況によってはだまし取られたお金は諦めて、泣き寝入りをせざる終えないのです。
ですが、国内業者なら同じ日本国内なので国のルールや理屈が通用します。警察や弁護士もすぐに対応できますし、なんでしたら裁判をすることもできます。だまし取られたお金も帰ってくる場合も多く、万が一のトラブルでも安心して任せられるのです。
他にも、バイナリー規制によって投資初心者でも破産のリスクが少ないなど、国内業者は安全の条件が揃っています。
国内業者だと、外為オプション等を利用してみましょう。
安全に取引するためにはどうすればいい?
安全に取引をするためには、自分で選んで判断する必要があるでしょう。
トラブルにならないためのポイントを3つ紹介します。
・甘い話には絶対乗らない
・いい評判が多い業者を選ぶ
・余剰金で楽しむ
甘い話に乗らない
詐欺被害にあわないためには、甘い言葉を信用しないことです。
詐欺業者のほとんどは、「絶対に儲かる」「必ず勝てる」などと、耳障りの良い言葉で誘惑していきます。
ですが、実際にそのような甘い話があるわけがありません。
本当にそうなら、すべての人が億万長者です。もし本当だったとしても、儲け話をわざわざ他人に教えるハズがないのです。
特に、ツール代や講習料など、お金を請求してくる場合は詐欺だと思って疑ってください。
また、個人ブログなどの紹介も信用しない方が良いです。露骨におすすめする場合にはステマ(業者から雇われて宣伝している)の可能性がとても高いと言えるでしょう。
もちろん、すべての儲け話が嘘というわけではありませんが、詐欺業者が多いのは事実です。情報は全て疑ってかかり、口コミやSNSなどで裏をとってください。
そして安全だと思ったら、詐欺だった場合も想定しながら購入や講習を受けましょう。
いい評判が多い業者を選ぶ
安全に投資をするなら信用できる業者を選んでください。
業者のページでは甘い内容しか紹介していませんので、SNSや口コミなど、実際に利用した人達の意見を参考にしましょう。
詐欺や悪徳業者なら被害報告を挙げてる人は多いですし、何も情報が無い業者も、それはそれで怪しいです。
海外業者はもちろんですが国内業者もそれぞれ特徴がありますので、確認してから選ぶことをおすすめします。
余剰金で楽しむ
投資をする際は、生活に影響の出ない余剰金で楽しむようにしてください。
バイナリーオプションに限ったことではありませんが、投資に失敗したら破産してしまいます。
特にバイナリーオプションは、他の投資よりもギャンブル性の強い投資です。
「少しくらいなら」と思っても、いつの間にか損失してしまうこともありますので、投資する上限はあらかじめ決めておくと良いでしょう。
バイナリーオプションで大金を設けようとは思わず、堅実に投資をしてください。
もしトラブルにあってしまったら
いくら気を付けていても、トラブルになる時もあります。
その場合は生活消費センターに連絡をしてください。
直接的な解決にはなりませんが、問題を解決する的確なアドバイスやサポートをしてくれます。
簡単なトラブルなら、本人の代わりに対処してくれる場合もあるでしょう。
また、クレジットカードも停止したほうが良いです。
入金したお金は仕方ありませんが、カード情報から勝手に出金されるのを防ぐことができます。
生活消費センターからも勧められると思いますが、警察や弁護士にも相談してください。
架空請求などの被害を防ぐことができますし、場合によってはお金を取り戻してくれます。
トラブルだと感じたら泣き寝入りはせずに、生活消費センター、警察、弁護士のいずれかに相談しましょう。
危険をしっかり理解し安全に取引をしよう
バイナリーオプションは危険という話も多いですが、実際にはそのような心配は無く、安全に取引することができます。
もちろん、危険な業者も少なからずありますが、しっかり情報収集をして取引を行えば、危険を回避できるでしょう。
バイナリーオプションは、システムが単純で少額から楽しめる、初心者に優しい投資方法です。
「危険」という先入観を持たず、気軽な気持ちで始めてみましょう。